私の好きな作家さん
私にとっての西加奈子
西加奈子さん私がこの人の作品と出会ったのは高校生の時でした
なので三年ほど前になります。
きっかけは、高1のときの現代文の先生が西さんの本である『サラバ』を絶賛していたのです。
まず私はそのサラバという本を読んでみました
すると、「なんだ!この嘘偽り飾り気のない関西弁は!?」
と、驚きました
西さんは、テヘラン生まれでカイロ、大阪育ち。
登場する人物が繰り広げる物語は大半関西弁によって進められていきます。
読書をしていると、標準語で話す人物にむず痒くなったり着飾っている感覚を覚える私にとって、
西さんの作品はとても読みやすくて、面白い作品ばかりなのです。
サラバでの主人公は男性でしたが、
西さんの作品、登場してくる女性が全員魅力的なのです
なんといっても、登場してくる女性一人ひとりが一筋縄ではいかないような女性ばかりなのです
芯がしっかりしているようで、どこか掴みどころがなかったり
私たちが描く人物像からはかけ離れた行動に突如として出たりするのです
西さんの作品には、女性はこうあるべきという固定概念を覆すような作品が多いような気がします。
そのせいか、どの作品も読み終わったあとには「みんな作られた自分をうまく使いこなしながら日々を生きているんだなあ」という感覚に陥ります。
男性女性に限らず、人はみな強そうにみえて弱いのではなく、脆いのだと思います。
普段いくら強そうに見える人でも、何らかの一突きで一気に崩れ去ってしまう危険があるとうことです
西さんから見てこの世はどんなふうに写っているのか、私にとって西さんは
とっても気になる女性であり、尊敬する人物であります!